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請求書は5万円。通帳から出ていったのは、振込手数料も合わせて5万330円。
あれ、実績報告にはどっちを書けばいいんだろう。ここ、合計だけ見ると迷いますよね。
**小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉第19回の手引きでは、金融機関などへの振込手数料は補助対象外です。** 支払総額に入っていても、そのまま補助対象の経費へ足せるわけではありません。
今回は、2026年7月29日付・第3版の手引きで確認します。公募回が違う方は、ご自身の回の資料も開いてくださいね。
5万円と330円。まずは中身を分けよう
さっきの金額は、説明のための仮の例です。取引先へ5万円を振り込み、金融機関へ330円の手数料を別途払った場合として見てみましょう。
| 支出の中身 | 仮の金額 | 確認すること |
|---|---|---|
| 取引先へ払った代金 | 50,000円 | 購入内容や支払時期などが補助対象の条件に合うか |
| 金融機関へ払った振込手数料 | 330円 | 第19回の手引きでは補助対象外 |
| 口座から出た合計 | 50,330円 | 合計額だけで補助対象経費を決めない |
**「口座から出た額」と「補助対象になる額」を、一度分ける。** ここが先です。
なお、代金5万円の全額が認められるという意味でもありません。買ったものの用途や経費区分、消費税の扱いなどは、それぞれ確認が必要です。この表では、振込手数料を足さないことに絞っています。
根拠は、第19回・補助事業の手引きの冊子14ページ「支払」と、46ページの補助対象外経費の一覧。ネットバンキングの利用料なども対象外の一覧に載っています。
振込完了の記録と請求書を、並べて見てみて
次は書類です。合計額で迷ったら、請求書と振込の記録を横に並べてみてください。
請求書で「何にいくら払うのか」、振込の記録で「実際に誰へ、いつ、いくら払ったか」を確かめます。手数料が一緒に表示されているなら、代金との内訳も追えるようにしておきましょう。
手引きの冊子14ページでは、支払確認の資料の例として、振込が分かる通帳の写し、振込控え、振込が完了したことの分かるネットバンキングの記録画面などが挙げられています。
**ネット振込なら、予約しただけの画面で止まっていないかも見てください。** 完了した支払の確認ができる記録を用意する、という話です。
取引先への代金から手数料を差し引いた場合は、上の「代金+手数料を別払い」の例とは数字の関係が変わります。この記事の表をそのまま当てはめず、請求額・実際の送金額・手数料の負担条件が分かる資料をそろえて事務局へ確認してください。
申請後の流れも知りたいなら、この一冊を補助に
振込の整理をしていると、今度は「採択された後って、ほかに何を気にするんだっけ」と気になりますよね。
流れをまとめてつかみたい方には、植村裕加さんの『最新 中小企業と個人事業主の補助金・助成金がよくわかる本』が候補になります。版元の登録情報では、基礎知識から探し方・活用方法までを扱う入門書と紹介されています。楽天の商品説明でも、第5章に申請後の注意点があることを確認しました。
2025年刊の本なので、今回の手数料の判断は本ではなく、上で紹介した第19回の手引きが根拠です。全体の理解には本、実際の手続きには自分の公募回の公式資料、と使い分けましょう。
まずは請求書と振込完了の記録を横に並べるところから。支払額の中身が見えれば、「この合計、どこまで入れるの?」も一つずつ整理できますよ。